第2話 風俗嬢になろうと思ったわけ

今回は、なぜ私が好き好んで風俗嬢になったのかを話したいと思う。

私が初めて風俗店に足を踏み入れたのは、高校2年の時。いい加減な店で、年齢証明を確認せずに働かせてくれるようなチャランポランな店だった。結局、部屋の汚さに嫌気がさして、その日一日だけで辞めたんだけど、それでも私の興味本位はおさまってくれなくて、とうとう高校卒業するまでに、「私は絶対風俗嬢になるんだ!」って決意までしちゃったりして、卒業したての18歳の3月に、胸はって風俗嬢になったわけなんだけれど。

「私、好きな人としかHはしないの!きゃっ」なんていう貞操観念は、私は持ち合わせていなかった。大体、最初のセックスも援助交際だしな。好きでもない人とセックスするのは、何も苦痛ではなかったし、むしろ男子と二人っきりでいてセックスを求められないと不安になって自分からアピールしたりしていた。おやじとのセックスのほうが、愛撫が気持ちいいなぁなんて高校一年の時に思ったことを覚えている。

集団行動の苦手な私は、他の人と顔を合わせて協力する、なんていう仕事や催しがとにかく嫌いだった。個室の中で一対一でする仕事で、なおかつ気持ちよくさせてもらえて、それで金ももらえる風俗なんて仕事は私にピッタリじゃんて思ったりもした。でも、さすがに好きでもない男子とセックスするなんていう女に成長したからには、それなりの理由があるんだろう、と思って。根っこを探ってよくよく考えてみたら、ちょっとひっかかりそうな事実が出てきた。中学3年の頃、私は男子からいじめられていたのだ。

原因は今考えてもよく分からん。今より10キロも太っていて、もしかしたらそれかも知れない。とにかく、中学に入って好きな人に告白してもことごとく振られ、おまけに男子からもいじめられ、私は「男子」という存在が苦手でしょうがなくなってしまったのだ。だけど、それでも好かれたくて好かれたくてたまらなかったんだよね。そのためにはセックスしかなくて。

経験人数が増えていくうちに、自分の中で自信が生まれてきたりもした。あー私嫌われてないわってね。セックスしてる間だけは男の人は優しくて、私だけを見てくれて。ちょっと本気でフェラチオすれば「上手だね」って誉めてくれたりもする。セックスが、楽しくて楽しくてしょうがなくて、そのためだけに男と会ったりしていた。

今思えば、あの時のいじめが、今の私につながっているのかもしれん。いじめられたという経験がなければ、風俗嬢になってなんかいなかったのかも。別に後悔はしていないし、自分が惨めだとも思わないけど。いやー何がきっかけになるかって分からないもんですね。

でもまぁ、今言えることは、風俗という仕事に巡り会って、その世界で働くことのできる私は非常にラッキーだということ。痛々しいですか?私。でもお金目的で嫌々働く風俗嬢よりはよっぽど良心的でしょう。

2003.09.28

《河野美雨へ一問一答》
> 髪は染めていますか?

染めてます。ほどよく茶色です。風俗嬢なのでオヤジにもてる為には金髪よりも軽い茶色の方が受けがいいのです。
<つづく>

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