第1話 報告

えーと、先に報告しなければいけないこと。

私、今名古屋で風俗やってません。地元で真面目にコツコツ働いてます。といっても、仕事の内容については今まで通り風俗です。ただ店を変えただけなので、「現役風俗嬢でもないくせに風俗のメルマガ書くなんてどういうつもりだコノヤロー」と思わないでくださいね。風俗嬢っていうのは、結構単純明快な理由で、今まで働いていた店をある日突然辞めてしまったりするのです。店を変えるっていうのも、私はもう何回もやってきていることなので、あしからず。

働いていた前の店を辞めた理由も、これまた単純。通うのに疲れてしまったのだ。車を地元の駅の駐車場に停めて、電車で約20分。駅から歩いて10分。往復1時間かかるのに、働ける時間は5時間。交通費も出ないし、新人である私に指名客も無い状態でフリーの客にもなかなかつけない暇さ加減に、ついに限界が訪れた。何も言わずに店をばっくれたのだ。(これもよくあること)

後悔していることといえば、店のロッカーに置きっぱなしになっている包茎君専用のコンドーム丸まる1ダースと、すごい好きだった某作家さんの小説が一冊。でも、取りに行ってオーナーに色々聞かれるのも、怒られるのもかったるいし、もう忘れることにした。

それで今回働いてるのは地元のデリヘルだ。今まで働いていたのはいわゆる普通のファッションヘルスと、ピンサロ。デリヘルはやったことがなかったので、興味本位でやってみたいなぁと思っていたのだ。それで店をばっくれてから数日後に電話をしてみた。

1件目の店はなんだかニヤけたギャル男風の男の「とりあえず働いてみてよ~」とバック料金を説明せずにいきなり契約させようとした行為にキレて働くことをやめた。2件目の店は結構懇切丁寧に説明してくれて、店舗数も多いことも含めちょっくら働いてみようかなという気になった。

(店舗数が多い=客が多い。偏見?)んで、早速当日から働きはじめて、1週間。嫌だったら1日行ってすぐにやめる私だが、意外に続いているので、これは私的に楽しくやれそうな仕事だってことだろう。

やけにフレンドリーに喋りかけてくるオーナーと、マンションの一室を借りた狭過ぎる事務所。床に転がる化粧品と、部屋中に充満する煙草の煙と香水の香り。名古屋で働いていた時とはまるで違う庶民のムード漂いまくりの貧乏くささにはまだ慣れないが、そのうち慣れてくれると思う。出張がてらの男子スタッフとのドライブも、それはそれで新鮮で楽しい。

今まで経験したことのない事を、自ら経験して体と頭に覚えさせる行為が、どうやら私は好きらしい。とにかく私は今現在の風俗嬢ライフを大変楽しんでいる。こんないい加減風俗嬢の書いたものでよければ、これからもぜひ読んでやってください。

2003.09.15

《河野美雨へ一問一答》
> 髪は長いですか?
長いといえば長いです。肩につくくらい。成人式が近いので、アップに結えるように伸ばしてます。人生で2番目に髪の長い時かも。ちなみに1番目は幼稚園の時。背中までありました。

<つづく>

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