私は買われたい女2 -河野美雨-

信頼できる旦那と可愛い我が子。このままでも十分幸せなはずの河野美雨が風俗嬢になって名古屋に戻ってきた!家庭で見せる妻の顔と、店で見せる風俗嬢の顔。包み隠さずお見せします。

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私は買われたい女Part1

第2回

風俗嬢、旦那にばれる!


「美雨ちゃん、お客さんと連絡とってる?」

働き始めて1か月。店長に唐突に言われた。
何を隠そう、私は営業が嫌い。
前のメルマガでも書いたが、客と連絡を取り続けることはかなりの苦痛。
仕事が終わった気がしないのが嫌なのだ。
それに、今までは客と連絡を取る事は禁じられていた店ばかりだった。
だから今さらなんだ、という感じだった。

「はぁ。とってないっすよ」
「だめだって。プリケーでいいから連絡とるようにして」

どうやらここの店は客とは密に連絡をとるようにしてほしいらしい。
郷に入れば郷に従え。
私は迷わずプリケーを買い、客とチマチマ連絡をとるようになった。

そんなある日。

「なぁ、これ何」

自宅で風呂からあがった私に、旦那が突きつけたのは何を隠そう私のプリケー!
なぜ、なぜ、なぜなのだ!

「ワックス探してて、鞄の中見たらあったんだけど」

タオルで頭を拭きながら、心臓の音が聞こえそうなほどだった。
独身の頃、実家の両親にばれて無理やり風俗をやめさせられたあの日を思い出す。
わずか1か月で、もう風俗嬢生活が終わろうとしている。
やばい、やばい。どうにかやり過ごさないと!

「……あぁ、友達の。預かってて」
「友達って誰?」
「えっと、アミちゃん!ほら、前会ったじゃん!中学のときの連れの!大学生のさぁ!」

「受信メールで、名前が美雨ちゃんってなってんだけど」

メールまで見てるー!!
それからのことはあんまり覚えていない。
旦那がこのメールはどういう意味?と聞いてきたのは覚えているが、
しどろもどろで、トンチンカンで矛盾だらけの事を口走っていた気がする。

うすうす気づいていたらしい旦那は、そのうち黙ってただ私の顔を見ていた。
だめだこりゃ。
風俗嬢河野美雨、これで終了。おまけに離婚も確定だ。
私は洗いざらい話した。
スカウトされて、風俗で働いている事。
子供のためにお金を貯めておきたい事。
そして何より、風俗をやめざるを得なかったあの時から、実は風俗をもう一度極めておきたかった事。
旦那はただ黙って私の話を聞いていた。

「……離婚、だよね」
「なんで?」
「だって私、裏切ったもん。旦那がいるのに風俗で働いてるし」
「辞めようとは思わないの?」

目をつぶって考えた。風俗を辞める時。それは今じゃない。
口に出すのにはつらすぎた。でも伝えなきゃ。

「今はまだ辞めれない」
「いつになったら辞めれるの?」
「分かんないけど、自分が納得するまで」

旦那はしばらく下を向いて、そして言った。

「今辞める、って言っても、お前きっとまたやるよね、風俗」
「……そうだと思います」
「ずっと続けていける仕事じゃないだろ?」
「そうですね。何せ人妻ですし…年齢的にも限界はあります……」
「お前ばれなきゃずっとパートしてるって言うつもりだったの?」
「……」
「そのお金、家族のために、子供のために使うって約束できる?」

????何言ってるのだ、この人。

「付き合ってる時からお前には振り回されっぱなしだな」
「はぁ……」
「お前さぁ、病院とかきちんと行けよ。病気だけは勘弁してよ!」
「てことは……」
「がんばれよ。『仕事』」

なんて理解がある旦那なのー!!!!
てなわけで、旦那にばれたものの河野美雨、まだ風俗嬢として生きてます。
おまけに離婚もしてません。むしろ家庭円満です。
でもね、でもね。旦那が決めた「子供が3歳になるまでにやめる」っていうのは、私やっぱり守れそうも無い。
だって、自分のタイムリミットは自分で決めたい。
それは明日かもしれないし、10年後かもしれないんだもの。
その時はまた腹割って話さなくちゃいけないよね。
わがままでごめん、旦那よ。

2005.09.13


河野美雨

私は買われたい女2|河野美雨


 

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更新:2008.09.20
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