男を買う女たち -織田博和-

初対面の女性と会って数分後にセックスをする職業、それが出張ホスト。セックスとは?恋愛とは?「お金の為」ではなく「自己表現の手段」と言い切る出張ホスト織田博和が、女性相手の性風俗の真実に迫ります。

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前回のメルマガには本当に沢山の反響を頂きました。殆ど全てが肯定的なご意見であったのは、僕にとって心強い味方を得た様な気分です当たり前の事を書いただけなんですけれどね……。今後の展開は、また後日お知らせできるかと思います。

出張ホストはサービス業。僕の作り出す空間、僕の時間、僕の身体が商品であり、僕のサービスも商品です。いつものサービスが事情により全うできない時、どう対処したらいいのでしょうか……。今回はクレーム処理に繋がる対策です。

それは僕の誕生日のことでした。お昼の12時〜夜の24時迄の12時間のコースで依頼を受けました。その方の名前は美奈子さん(仮名)。3回目のリピーターの方で僕の大切なお客様です。お昼はお台場の日航ホテルで中華料理。フカヒレや北京ダックを食し、サプライズで誕生日ケーキを頂きました。舌の上を転がるフカヒレの旨さは筆舌に尽くせない……筈なんですが、どうも味がおかしいのです。

そう。僕はこの日、39度を超える熱があったのです。朝のうちに解熱剤を飲んであった為、38度くらいに下がってはいたのですが、スーツにタイを着用して脂汗がタラタラ……。パンツも脂汗でぐっしょり。正直、体調は最悪レベルです。「倫子さん、僕風邪ひいちゃったみたいなの。テンション低くてごめんね……」なんて言い訳をしつつ、部屋に戻ります。

僕にもプロ根性はあるので、自分の苦しさを殺してテンションを上げ続けます。夕方に解熱剤を連続で飲みましたが、だんだん震えが出てくる始末。でも、まだ僕のお仕事は半分以上も残っているのです。お客さんが楽しみにしてくれて、祝ってくれる誕生日ですから、死ぬ気で頑張らねばなりません。

夕方、次は東京湾をクルージングをしながらのフレンチディナー。夜景を見ながら料理を頂くのですが、僕はもぅメインディッシュにすらフォークを刺せない状態。筋肉が弛緩を始め、異常なほど身体が水分を欲します。彼女は気をつかう訳でもなく、僕の対応を冷ややかに見つめ「なんか面白いこと言いなさいよ、ホストでしょ」とか、「デッキで風に吹かれながら夜景を見ましょう」なんて殺人的なセリフを吐くのです。くそぅ。いぢめ抜く気だな……。僕は彼女のことが恨めしくも思いました。

僕はもうヘロヘロで殆ど言葉を発することもできない状態となりました。もう駄目〜というのが本心ですが、意地があるので「帰るか、品川に遊びに行くか」と聞かれると迷わず「遊びいく〜」なんて答えます。あぁ、アホだ僕。帰って寝たいよ〜。しかし、倫子さんは容赦しません。

品川プリンスの最上階のバー「トップオブ品川」へ。彼女は相変わらず「織田さん、夜景好きでしょう? もう少しゆっくりして行きましょう」なんて事を言ってきます。ふぇ〜、僕が体調最悪なの知っていて、この人何考えてるのかしら……。倫子さんは悪魔だ。こんな仕打ちしなくてもいいじゃん!と本気で思ってしまいました。

品川から電車を使うことなんて不可能で、タクシーに倒れ込み眠ったまま帰宅。散々な誕生日。そんな出来事がありました。


後日、倫子さんとお会いすると、一枚のお手紙が。うぁ〜、絶縁状だよとおもいきや、中には「自分のSVC(サービス)が全うできない際の対処法」という物が書かれていました。要約すると以下のとおり。
  1. どうであれ完璧に仕事をこなす(料金は正規の金額を頂く)
  2. キャンセルしていただく(料金は頂かない、次回のご予約は半額でお受けする)
  3. 正直に話し、会っても休ませてもらう(料金は頂かない)

倫子さんも、元はサービス業の代名詞的職業。その中でも生え抜きのトッププロ。僕のサービスに対する姿勢を見て、僕にアドバイスをしてくれようとしていたのです。サービスとは、根性だけではどうしようもない欠陥が出てしまう事がある。そういった場合での対処。それが肝要という事を彼女は僕に身をもって体験させたかったのでしょう。その思いを感じると、止めどなく涙が溢れてくるのでした。

彼女はあくまでも逐条的な意味合いとして、自分でそういう部分を決めておくべきだという事を伝えたかったのだと思いますが、それ以来、僕はこの三箇条を守ってお仕事をしています。

出張ホストに限らずどんなお仕事でも、お客様を不快にさせない、お客様に満足して頂くために、万全の体制を取ることが理想です。理想のSVC(サービス)ではなく、質を維持することがとても大切なのです。これはクレーム処理にも繋がるのではないでしょうか……。接客業は生きている。僕は最近そう思うようになりました。

2005.07.11

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