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第0回
2丁目デビュー
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私が初めて2丁目に足を踏み入れたのは、16歳の時だった。 その時の第一印象は、ああ〜、なんて楽しそうな所なんだ!! というものであった。
私は14歳の時からバイセクシュアルで、女の子とも何度かつきあったことがあったが、それはあくまでも、人から隠れてのことだった。だから、男同士や女同士のカップルたちが、「それが当たり前でしょ」という顔をして、手をつないだり、腕を組んだりして歩いているのが、なんとも魅力的に映ったのだ。
立派なスーツを着た、会社のお偉いさんみたいな男の人が、若い男の子と腕を組んで歩いていたり、本当に普通っぽく見える女の子同士のカップルが道端でいちゃついていたり、この街には世間の抑圧も、それが良しとされている常識も、届いていないように思われた。
2丁目には、こんな言葉がある。「2丁目に捨てるゴミなし」。 つまり、この街には様々なセクシュアリティと性癖(というとちょっと失礼かな?)を持つ人々が集まっているから、誰でもどこかにひっかかるという意味だ。デブ専あり、SMあり、マメ専(小さい人が好きな人)あり、ブス専というのまである。まさに、捨てるゴミなし!
私は一目で2丁目という街を好きになってしまった。というより、初めて来たのに、なんだか落ち着いた。この街でなら、自分の居場所が見つけられると思った。女の子が好きだという、誰にも言えなかった気持ちを、ここでなら解き放てる。嬉しさのあまり、私は、
「2丁目デビュー!!」
と大声で叫んで、一緒にいた友達に恥ずかしがられた。
その日、2丁目慣れした友達が連れて行ってくれたのは、女の子専用の、いわゆるレズバーだった。そして私は、そこのボーイッシュなかっこいい店員さんに、あっという間にお熱をあげた。
1998年、7月。私の2丁目通いの日々の幕開けであった。
2004.01.03 |
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◆大月はるか

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創刊:2004.01.15 |
訪問者数: 人 |
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更新:2008.10.14 |
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