バイセクシャル“はるか” -大月はるか-

最も身近な異世界、新宿2丁目。そこを夜な夜な闊歩するバイセクシュアルの私。女の子同士の恋愛を体験して、今まで見えなかったものが見えてきた。あなたもこの異世界、ちょっと覗いてみませんか?

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第9回

同性愛者が親になる時


 精子と卵子が結びつかなければ、子供は生まれない。当たり前のことだけど、同性愛者はその当たり前ができない。だから、子供を持つために他人の力を借りなければならない。


 女性同士のカップルの場合、一方の卵子を取り出して人工授精し、もう一方の子宮に入れて出産するというやり方がある。その場合、一方の遺伝子は受け継がないが、一応二人で産んだ子供ということになる。男性の場合は、やはり一方の精子を採取して人工授精するが、二人で協力して子供をつくることはできない。その他に、同性愛者が子供を持つ方法は、養子をとるか、あとは友情に厚い友達に協力を請うしかない。

世に言う偽装結婚、友情結婚だ。


 前に本で、ゲイのカップルとレズビアンのカップルが協力して子供を作ったという話を読んだ。生まれてくる子供が私生児にならないよう、出産までの間は紙だけの結婚もしていたという。

 子供は愛の結晶だなんて言葉もあるくらいだから、同性愛者だろうがなんだろうが、愛し合うカップルに子供を持つ権利はもちろんあると思う。


 だけど、もし私が女性と一生を共にすることになっても、子供はつくらないと思う。

 もともと子供が好きじゃないのもあるが、イジメに合うんじゃないかと不安だ。きっと小学生くらいになれば、悪いメディアの影響を受けた子供たちから、

「オマエの親はレズだ。気持ち悪い」

 なんて言われてイジメられてしまうのだ。

 そんなことでイジメられたりしないキャラとか、そんなことにはメゲない強い子供に育ってくれれば問題ないのだが、なんの罪もない子供にそんな器用さとか強さを要求するのは酷な気もする。


 私は、人と異なったセクシャリティを持ったせいで疎外感も味わったし、多少の嫌な思いもした。もし子供を作ったとしたら、その子は同性愛者じゃなくても、きっと嫌な思いをしなければならない。そんなものを生まれた時から背負わせるのは嫌だ。


 もちろん、同性愛者への理解の浅いこの社会が悪い。いずれ変わっていくにしても今すぐには無理だ。だから、そんな中で子供を作りたいなんて気には到底なれないのである。


 例のゲイとレズビアンのカップルが子供を作ったという記事は数年前に読んだのだが、その子は今、何歳になっただろうか。今、幸せだろうか。

 その子が今幸せで、自分の家庭に誇りを持てているとしたら、もしかしたら将来、そんな子供たちが、差別的な社会を変えていくのかもしれない。

 もしそうなったら、臆病な傍観者の私は拍手を送りたい。勇気ある決断をした彼らの親たちに。

2004.05.21

大月はるか

バイセクシャル“はるか”



 

 

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