バイセクシャル“はるか” -大月はるか-

最も身近な異世界、新宿2丁目。そこを夜な夜な闊歩するバイセクシュアルの私。女の子同士の恋愛を体験して、今まで見えなかったものが見えてきた。あなたもこの異世界、ちょっと覗いてみませんか?

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08 女が女の裸を見るのは犯罪か?
07 自殺未遂とタトゥー
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04 踊るレズビアン(2)
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01 2丁目ガイド

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『2丁目デビュー』

第8回

女が女の裸を見るのは犯罪か?


 この間、セクシュアルマイノリティの方が書いたコラムを読んだ。その方は『レズビアンが女湯に入るのは犯罪ではないのか?』と、ヘテロセクシュアルの外国人に言われたそうだ。

 私はそれを読んで少し考えてしまった。

 その外国人の言うことにも一理はあるからだ。

 確かに、温泉や銭湯や、更衣室なんかで、知らず知らすのうちに、性的な目で裸を見られていたら気分が悪いと思う。多くの同性愛者は、好きでもない人の裸を見ても何も感じないと言うが、中には、裸を見て喜んでいる同性愛者も絶対いるはずだ。



では、ちょっと話が飛躍してしまうが、女性の体にはまったく興味がなくて、心が女性の男性は、女湯に入る資格があるのだろうか?



 一般的なヘテロセクシュアルの女性に聞いてみたい。女にしか興味がない女性に裸を見られるのと、女にはまったく興味のない男性に裸を見られるのはどっちが嫌ですか?



 私がヘテロセクシャルの立場だったら、ここでも少し考えてしまう。

 私はもともと公衆浴場の類があまり好きではない。単純に、知らない人の前で裸になって、一緒にお風呂に入るのが嫌なのだ。

 でも、どちらかに入らなければならないとしたら、女にしか興味のない女性とご一緒すると思う。

 なぜかというと、公衆浴場という場で異性の性器を目にするというのは、あまりにも抵抗感が強いと思うからだ。



 だが、場所が公衆浴場ではなく、公衆トイレだったらどうだろう。

 私はこの間、新宿駅の女子トイレで、いわゆるオカマの人の後ろに並んだ。最初はそうとは気づかなかったのだが、咳払いした声が男だった。だが、その後も別に抵抗感はなかった。彼女の服の下がどうなっているのかは見えないし、そんなことは私に関係ないのだ。



 人の心は見た目で左右される。抵抗感も、そこから生まれる。



 この間、久しぶりに2丁目で知り合いと会った。彼女の職業は、エステティシャンである。そして彼女は生粋のレズビアンである。

 彼女は私生活では女性の恋人とセックスし、職業では女性の体を触る。

 彼女は、正直なところ、好みのタイプのお客さんが来ると、心の中で「オッ」と思ってしまうそうである。だからといって、特別に何かをするということは決してないが。

 かくゆう私も、職場の更衣室で、同僚の女の子の下着なんかを見るとちょっとドギマギしてしまう。

 彼女も私も、犯罪者だろうか?



 もし、多くのヘテロセクシャルの女性が、レズビアンやバイセクシャルに体を見られるのに抵抗があり、私たちを犯罪者だというのなら、どうすれば良いのだろう。男湯、女湯、男子更衣室、女子更衣室に加えて、同性愛者専用ルームを作れば良いのだろうか?

 まあ、そんなものはこの先できるわけがないから、同性愛者に裸を見られるのにどうしても抵抗があるという方は、人前で裸になるのを控えることをお勧めする。

 同性愛者はどこにでもいる。もしかしたら、今日電車の中で隣にいた人がそうかもしれないし、会社や学校で隣の席の人がそうかもしれないし、家族や親友がそうかもしれない。

 出会う人すべてにセクシャリティを問うよりも、そのほうが手っ取り早い。



 それから、人の心が見た目に左右されるということは、ヘテロセクシャルの人よりも同性愛者のほうが身にしみてよく知っている。だから、彼らには良識がある。公衆浴場や公の場で、その状況を利用して、ヘテロセクシャルの人が不快に感じる行動をとる人は、ほとんどいないと思う。

 そのことも頭に入れておいて欲しい。

2004.05.02

大月はるか

バイセクシャル“はるか”



 

 

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