バイセクシャル“はるか” -大月はるか-

最も身近な異世界、新宿2丁目。そこを夜な夜な闊歩するバイセクシュアルの私。女の子同士の恋愛を体験して、今まで見えなかったものが見えてきた。あなたもこの異世界、ちょっと覗いてみませんか?

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01 2丁目ガイド

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『2丁目デビュー』

第3回

踊るレズビアン(1)


 こんにちは。大月はるかです。
 今回は、2丁目デビューに続き、クラブイベントデビューした時のことを書きたいと思います。そして、運命の出会いのこと…。

 2丁目デビューは果たしたものの、恋愛のほうはずっと戦績不振だった。
 2丁目に集まるのは、社会的にはマイノリティだから、妙な連帯感とか仲間意識がつよくて、くっつくのが早い。そのかわり、感情的な結びつきはできにくく、離れるのも早い。

 だけど、どこかに夢の恋人がいるはずだと、毎週末には2丁目に繰り出すのだった。2丁目がつまらなくなってきた時期である。
 そんな時、2丁目以外にもレズビアンが遊べる場所があると知った。
 それは、クラブイベントである。現在、東京には4〜5個の定期イベントがあって、毎週末、都内のどこかしらでパーティが行われている。
 2丁目に飽きてきた私は、友達とその一つに出かけてみることにした。

フライヤーを頼りに、探し当てたそのクラブは、細い路地の奥の地下にあった。そこは2丁目ではなかったのだが、通りには女同士のカップルや、性別不詳の人々がうろうろしていた。
入場料を払って入ろうとすると、私たちの前に数人の若い男の子がいて、
「今日は女性だけなんです」
と、スタッフに断られていた。その横をすり抜けて入場。ちょっと、優越感である。

薄暗い地下の空間には、重低音の音楽が響き、煙草の煙がたなびき、その中を、無数の人々が行き来していた。すごい人数だ。ここにいる人が全て女性で、しかもほとんどがバイかレズビアンなんて、信じられない思いだった。
バーだったら、どんなに混んで来ても、せいぜい数十人というところだ。こんなにたくさんの『仲間』をいっぺんに目の当たりにして、軽く感動をおぼえた。
感動したところで、ちょっとトイレへ。すると、個室に張り紙があって、
『トイレでエッチしないでください。ドラッグもやらないでください』
 なんて書いてある。こんな雰囲気、最高じゃない?
 2丁目デビューした時よりも、胸が躍った。

 入場料を払った時にもらったチケットでお酒を買うと、壁際のスツールの腰を落ち着けた。
 すると、後ろから声をかけられた。
「ねえ」
 見ると、女性にしては背の高い、ボーイッシュな感じの人が立っていた。
「おっぱい大きいね。ちょっと触らせて」
 その人は、そう言った。音楽のせいでよく聞き取れず、聞き間違いかと思って私が戸惑っていると、その人は私の胸を両手で一掴みし、ニヤッと笑った。
それから、
「あ、ヤベ、彼女と目ェ合っちゃった」
 と言って、その彼女のほうに去っていった。
 私と友達は、顔を見合わせて大笑いした。なんだあの人?! これが男だったら、ただじゃ済まないところだ。こんなに堂々と痴漢(?)されたのは初めてだった。女の人だと、腹も立たないのも不思議だった。
 やっぱ、女同士っていいね!

 そんな感じで、お酒と嬌声の夜は続いていった。そして、始発も動き出そうかという時間、運命の出会いが待っていた。

 次回へ続いてしまします。よろしくね。

2004.02.21

大月はるか

バイセクシャル“はるか”



 

 

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